筋力と筋肉量との関係性については切っても切り離せない関係にあるため、その内容についてご紹介します。
立ち上がりテスト(筋力)と筋肉量とは相関関係があると言われております。
筋肉量の測定には専門的な機械が必要になりますが、ご自身の体脂肪率がわかる方は体脂肪率と照らし合わせることで筋肉量がわかります。
筋肉量と筋力との関係性は主に4パターンに分類されます。
パターン①:筋肉量が多く、筋力(パワー)も高い
パターン②:筋肉量は少ないが、筋力(パワー)が高い
パターン③:筋肉量は多いが、筋力(パワー)が低い
パターン④:筋肉量が少なく、筋力(パワー)も低い
パターン①の方は非常に良い関係性にあります。
もし、その状態で痛みや凝りなどのお悩みをお持ちの場合は普段の生活での姿勢や局所的に関節周囲への問題がある可能性が高いです。
パターン②の方はいわゆる火事場の馬鹿力の状態です。
少ない筋肉量で無理な運動を強いられている状態となっているため、すぐに疲れやすかったり、なかなか疲労回復しなかったり、常に身体が重いというようなことが起こりやすくなります。
パターン③の方は筋肉量が十分にあるものの、それを上手く活用できておりません。
この場合はトレーニングをするよりも今ある筋肉量で最大限に筋力(パワー)を引き出してあげる方が圧倒的に効果的です。
パターン④の方は筋肉量と筋力(パワー)の関係性は横並びになっている状態ですが、どちらも数値が低値にあります。そのため、筋肉量を増やすためのトレーニングと筋力(パワー)を発揮させられる身体の状態にしていくことが必要になります。
一番多くみられるパターンはパターン④です。
その次にパターン③→パターン②→パターン①の順になっています。
パターン別にそれぞれ優先して行っていく内容が変わってきますので、次回はそれについて解説していきます!