そもそも睡眠の役割ってご存じですか?
睡眠は脳が脳自身を休息させるために積極的に作り出す現象のことです。脳の疲労回復のために意識水準が低下していき、身体の回復のために身体活動の抑制を行います。
自律神経機能回復のための睡眠には自律神経リズムにストレスを与えない睡眠習慣が重要になります。
快眠によって自律神経機能は回復されますが、睡眠ができないと十分に回復できず、自律神経の切り替わりが行えなくなります。そうなると交感神経が持続的に緊張状態となり、疲れが溜まりやすい身体になってしまいます。
また、その快眠のためには自律神経リズムに沿った生活習慣も重要です。睡眠に誘う生活習慣を取り入れ、リズムを維持することで眠りやすい状態を作ることができます。
次は入眠までの夜間の過ごし方についてお話ししていきます。
以下の3つのことを意識してみてください。
① 夜間の高照度光を避ける
夜(普段の入眠時刻の1~2時間前)になるとメラトニンというホルモンが分泌されます。メラトニンの役割は深部体温を下げ、睡眠覚醒リズムの調整を行っています。しかし、夜間の高照度光にさらされることで分泌が抑制され、睡眠覚醒リズムに悪影響を及ぼします。高照度光とは明るい光のことで、携帯電話などから発する青白い光は特にメラトニン分泌抑制に関わっています。夜間に携帯がやめられない場合は夜間モードの設定や明るさ、色温度を低くする(暖色系)ことがおすすめです。
② ぬるま湯で半身浴をする
38~39℃のぬるま湯に30~60分程度半身浴をすることで副交感神経への切り替えがスムーズに行えるようになります。ただし、就寝前に入浴すると体温が上昇して入眠への妨げになってしまうため、1~2時間前には入浴を済ませておきましょう。
③ 夜間の気温に合わせて室温調整をする
良質な寝室環境として温度は16~26℃、湿度は50~60%の状態が最適です。
夜間と明け方でも夜間は低温、明け方は夜間より室温上昇させることが理想的です。
低温環境と高温環境ではより睡眠への影響が大きいのは低温環境です。低温環境では深い睡眠状態に入りづらく、途中で目を覚ますこと(中途覚醒)が多くなります。高温環境では汗をかくことでその汗が蒸発し、体内の熱を外へ逃がすことで深部体温を下げています。しかし、多湿の状態だと汗を蒸発できず熱放散ができないため、深部体温を下げることができず、眠りの妨げになってしまいます。
上記の3つの点を意識して質の良い睡眠を手に入れましょう!!